THE W 女芸人No.1決定戦 2019 感想 〜勝ち抜き方式はどうだったのか〜

2019/12/8(月)に放送された、「THE W 女芸人No.1決定戦」の感想まとめです。

トーナメント方式

賛否両論出ていますが、お笑いのショーレースで良く見る採点方式とは少し異なる勝敗の付け方をしています。

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まずは二つのブロックに分かれて予選を行います。

2組の芸人が審査員6名と視聴者投票による全7票の多数決による対決をするのは良く見る形式です。

違うのは、

  • まずはそのことにぼしいわしが対決
  • 勝者と123☆45が対決
  • さらにその勝者とハルカラが対決…

という順番でAブロックとBブロックの勝者を決定する勝ち抜き方式であること。

最初にネタを披露した組がその後に続く組を全て撃破しないと決勝に進めないのに対し、最後の組は1度勝つだけで決勝に進めることができます。

M1やキングオブコントでもより場が盛り上がる後半の方が有利とされていますが、聞いた感じだと更に後半組が有利になってるような気がしますね。

この方式がどのように影響するのでしょうか。


審査員に笑い飯哲夫やアンガールズ田中がいたのがツボ。

にちようチャップリンなどでもコメントしてますし、審査力自体は疑う余地はありませんが、本人たちも言っていた通りショーレースの審査員席にいるのが新鮮。


Aブロック

直前の勝者との勝敗を合わせて紹介します。

名前 ネタ 感想 勝敗
そのこ セクシー女性アナウンスネタ 車掌さんモノマネで面白かったけど、山手線を普段利用しない非関東民にはややウケかも? -
にぼしいわし 上の歯は下の歯 ネタの運び方が千鳥っぽいw ノブのツッコミあってこそなのかも ×
123☆45 野田村の訛りから標準語に ガラッとネタの雰囲気が変わって飽きずに面白かった!
ハルカラ 子連れの奥さんの地雷を踏みまくる 男性にはできないネタ。男性客には爆発しないかも…?
3時のヒロイン 朝ドラ海外ドラマあるある テンポ良い。周りの2人のキャラが良い濃さ。


ということで、3時のヒロインがAブロックを勝ち上がりました。

どの組も面白かったですが、いずれも接戦だったので、3時のヒロインがネタ順に助けられたところもあるでしょう。


Bブロック

名前 ネタ 感想 勝敗
おかずクラブ 紐パン売り 出場者の中でかなりのベテランの風格。ちょっと狙いすぎだったかも -
はなしょー 嫁が姑を狙う 題材がダークだけど暗くなりすぎずに面白いのが実力を示している
阿佐ヶ谷姉妹 娘のふりをしたお母さん 昨年優勝者。全体を掴もうとして無難になっちゃった印象 ×
つぼみ大革命 美容院で人が代わる代わる 9人組アイドルユニットだけど、9人のキャラがちゃんと立っていて良いコントだった ×
紺野ぶるま 卒業式の先生 阿佐ヶ谷姉妹と同様全体を掴もうとした感じ。爆発力に欠けてしまったかも ×


Aブロックと異なりテレビで良く見る組が多かったですが、その中ではなしょーが勝ち上がりました。

つぼみ大革命も人数をうまく生かしたコントでとても面白かったので、どちらが勝ち上がってもおかしくなかったです。

ベテラン勢は狙いに行きすぎたり、無難になりすぎて今一歩、という印象。



決勝

名前 ネタ 感想 勝敗
はなしょー 幼稚園児が失恋中の先生を口説く 面白かったが、個人的には1本目の方が勢いがあって好きだった -
3時のヒロイン 友人の彼氏とキスした女がなぜか踊る 決めの動きでわかりやすく面白かった。全てのネタの中で一番爆発力があった


ということで、決勝は文句なしで3時のヒロインの勝利。最後のコントは森三中を思わせる圧倒の爆発力でした。


予選の方式はどうだったのか

Aブロックは3時のヒロインに有利な順番でしたが、はなしょーは5組中2番目という位置で決勝に進んでいますし、3時のヒロインも結果的に優勝しています。

通常の採点方式とメリットデメリットあると思いますが、挑戦的で良い形式だったのではないでしょうか。

M1でもそうですが、ブロックを分けると順番の有利不利が和らぐので、そこはかなり推せると思います。


最後に

3時のヒロインをはじめ、出演者の活躍を祈って締めとします。

つぼみ大革命も好きだったので、これを気に人気が出ると良いな。