JAEPO2020 感想
アーケードゲームの祭典、JAEPOことジャパンアミューズメントエキスポ。
2020年となる今年も見学してきたので感想をまとめておきます。
メダルゲームの盛り上がり
ドラクエのスマホゲーム「星のドラゴンクエスト」がタイトーからメダルゲーム化。
コナミも新作のビンゴ型メダルゲーム「DUEL DREAM」を展示。
バンナムも海物語の新作「海物語 ラッキーマリンツアーズ」を提げていた。
セガも新作こそなかったが、「レッ釣りGO!」や「バベルのメダルタワー」など近年のヒット作を展示。
大手各社が揃ってメダルゲームの展示を行なっているところを見ると、最近の売れ筋なのだろうか?
ただ、ここ15年ほど流行していた超大型マスメダルゲームと比べると明らかに小型化、低コスト化しているように見える。
ここ数年デフレが激しかったメダルの価格も最近は落ち着いてきているようであるし、(数年前は1000円500枚なんてところもざらだったはず…)
徐々にメダルゲームというジャンルも変化してきているようだ。
たまにでもゲーセンに行く人はお分かりだろうが、メダルゲームに座っているのは高齢者ばかりである。
そういう意味では海物語のようなターゲット層が合致した版権物や、バベルのメダルタワーのような単純なメダルゲームが売れ筋になりそうだと感じた。
そんな中、セガのStar Horseはついに完全仮想メダルでのプレイと化したらしい。
激動のメダルゲーム業界に今後も注目。
目立たぬビデオゲーム
対して、ビデオゲームの目立った新作といえばコナミの武装神姫を使ったタイトル「バトルコンダクター」とご存知ガンダムのバケモノタイトル「戦場の絆」の新作くらいだろうか。
バトルコンダクターはボンバーガールに味を占めた感が否めないが…w
あとは大手各社は既存の人気タイトルをしっかりアピール。
某まとめサイトによるとセガの版権タイトルがワンツーフィニッシュらしいが、ゲーセン好きとしてはアーケードならではの目新しいゲームにも期待したい。
音ゲーマー目線で言うと
キャラデザのどこを目指しているのか分からん感がすごい。
シンクロニカやクロスビーツのようないまいち流行らずに市場から去っていったタッチパネル音ゲーの二の舞にならないといいが。
キャラと一緒に踊るというコンセプトは分かるが、音ゲーマーはそれでは釣れないだろうなあ。
他に音ゲー関連の話題といえば、太鼓の達人や弐寺新筐体へ設置された120fpsモニターくらいだろうか(太鼓の達人は会場展示用。これから新筐体が作成される?)。
音ゲーはここ数年ヒット作が出ていない印象なので、コナミやセガあたりに期待。
ワッカは稼働前は非常に期待していたのだけどなあ…
【追記】
jubeatとポップンの新筐体について言及するのを忘れていた。
jubeatはよりポップになってとっつきやすくなった印象だが、ポップンはもはや別ゲー。
てか別ゲーとして扱ってあげて。
安定のプライズ
例年通りといえば例年通りだが、セガのブースはUFOキャッチャーが大きな割合を占めていた。
プライズ機はゲームセンター側でもかなり安定した売り上げを出しているようだし、そりゃゲーセンがUFOキャッチャーだらけになりますわ。
そんな中目を引かれたのが辰巳電子工業という会社の「チンアナGO!」。
シンプルでどんな年齢層でも遊べそうだし、チンアナゴという題材も一般受けする。(しかも「行けそう」と思わせてからが長そう)
今のままではデザインや操作性が残念なので、どこか大手が買い取って委託開発すべき。
最後に
冒頭にも書いた通り、メダルゲームが目立った印象だった2020年のJAEPO。
ソウルリバースやクロノレガリアなど大型ビデオゲームの大爆死が目立つ近年、アーケードゲームファンとしては今後の盛り返しに期待したい。(なら時間が取れないと言い訳せず金を入れろ。)